奈良特産品の吉野葛について - ゆるりのナチュラル和スイーツ

 

 

 

大切な人に葛の美味しさを・・・・・

                  

                   葛ができあがるまで 

 

 

  1. 葛の葉と花
  2. 花は、8月下旬~9月下旬に開花します。
  3. 良い香りとともに美しい色合いを楽しむことができます。

 

 

 

1.葛の根を掘る

寒い時期に山野に分け入り、

葛の根を掘ります。

寒根の担いで山からおろすので

大変重労働な仕事です。

1本に5本の根がひっついているものもあります

 

 

 

 

2.葛の繊維をつぶす

掘り出した葛の根を、機械で繊維をつぶします。掘り出した葛根は人の背丈程になる物も

あります。

 

 

3.葛粉をとり、沈殿させる

一晩おくと、底に泥、真ん中に葛澱粉、

上にアクがでます。冷水を加え、葛澱粉に

含まれた不純物を数回に渡り精製し取り除

いていく。

この手法を「寒晒し」と呼ばれます。

 

 4.不純物を取り除く

3、4の工程を繰り返すことで更に

精製された美しい葛が出来上がります。

 

 5.葛の塊を取り出します

沈殿させて固まってきた葛はまだ水分を含んでおり、手でもすっとちぎることができます。

 

 

6.寒風の元、葛を乾燥させます。

手間ひまかけて作られた葛が形になるまで、ざっと2ヶ月の月日がかけられて出来上が

ります。


What's Kudzu       葛について

 

 

 葛粉は、葛というマメ科の植物から作られます。

掘り出し根の繊維を機械でつぶした後、不純物を取り除くため、水を加えながら精製作業を繰り返し行います。最後は、寒風で乾燥させて完成。

ここまで約2ヶ月という長い時間をかけて作られています。

 

葛は、血行促進や発汗、解熱作用があることから、かぜや頭痛、肩こりに有効な生薬として古くから活用されてきました。

葛湯や葛もち、葛きりなどの材料としても知られています。

 

 

 

風邪を引いたときによくおばあちゃんが作ってくれた「葛湯」。ふうふうと言いながら、熱い葛湯を飲んだものです。

昔からある葛湯は、葛粉を体に摂るのに一番簡単で美味しい食べ方の1つです。

葛餅や葛きり、葛まんじゅうなどもありますが、お家で作るのは少し時間がかかります。

ゆるりでは、昔からある甘みの強い葛湯ではなく、甘みをおさえて現在の方達の味覚にあわせ、程よい甘みの本くずゆをいろんな味わいでお作りしております。

 

 普段のお料理に本葛を活用しませんか。

 

葛のお菓子以外にも「本葛」は、いろんな料理にお使いいただける万能な食材。

体を温めてくれる優秀な葛を、普段のお料理にも使ってみませんか。

 

水と葛粉を1対1で溶き、グラグラに沸き立ったスープやお出汁に、溶いた葛粉を入れてよくかき混ぜていただくだけで美味しい葛スープができあがります。

葛粉は片栗粉よりも少し高価になりますが、滋養あるとろみは、日ごろの体のメンテナンスにもぴったりです。

 

ランチに本葛を使ったパスタもおすすめです。

体を温めてくれるたらこを使ったパスタは、生クリームを使わずに有機豆乳を使用します。ソースのとろみつけに本葛を溶いて、なめらかな味わいに。

トッピングは、「のり」や「かいわれ」をのせても美味しいです。

 

吉野葛と本葛の違いとは?

吉野葛とは

 

本葛50%と甘藷澱粉(さつまいもの澱粉)50%を混合させたものを「吉野葛(よしのくず)」と呼びます。見た目には、本葛と変わりはありません。

本葛とは

 

葛粉100%のものが「本葛(ほんくず)」です。

甘藷澱粉などは混ざっていません。吉野葛よりも上質なものになります。

 


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